漫画【がん治療専門医との会話】
平成23年5月下旬、
脳幹内に悪性神経膠腫G3(anaplastic astrocytoma)を抱いたまま大学病院を退院しました。
その翌月、
民間の免疫細胞療法クリニックの門を叩きました。
おう。そうまで断言するのならば、行ってみようではないですか。
【医者】に会いに。
ふうん。テモダールと相性いいのね…。他には^^;?
エントリーは出来たものの…そこは【治験】です。
ダミーグループに入ってしまう可能性もあります。厳しい…。
何にせよ治験は、…ダブルダミー法やらプラセボ(偽薬)対照試験やら、
担当医師にも知らされないらしいですが…。うーん…;
本当は?どうだったんでしょうかね…^ ^;
営業用?^^;
岩田隆信先生のご著書で、
1997年時点、すでに…神経膠腫への治療法として、
陽子線・重粒子線・遺伝子治療・ウィルス療法・
ギリアデル・免疫療法等々、記述あります。
果たして、この16年間で歩みは…
その研究成果は?実績は?どうなのでしょうか。
ただ…
個人的に内科は年数を重ねた人物のほうが良い気がします。
外科に関しては…30代後半から老眼が始まる手前までが、
【職人】としての旬なのでしょうか;?
実際の精密作業に関わらないのであれば…管理職として治まるのか?。
謎です。
だから、どうしても延命したい。
※平成23年8月時点、瀬田クリニックはWT1実施していませんでした。
※注:平成23年8月時点のWT1治験参加条件です。
この時の【躊躇しなかった】、の感は主人も同時に思っていたらしいです。
他所クリニックのWT1も頭を掠めましたが、
羅針盤はぶれないほうが良い結果をもたらす気がします。
そう、この時検体(自己腫瘍)は阪大に送っています。
血液採取からのリンパ球法は検体を使った樹状細胞療法に劣るのか?否か?。
ただ、悪性神経膠腫がそんなに甘い代物ではない事は分かっております…。
この部屋、とても落ち着きます…。ありがたい事です。
※平成23年6月に取り寄せたパンフレットです。
自由の翼の紋章でしたね。…ん?あれ?そういえば「翼の紋章」っていえば・・・;
平成23年10月〜平成24年4月までの間に・・・本当に主人の脳幹内部で何が起こっていたのでしょうか;…
この漫画のリンパ球法における彼(CTL)には上司(樹状細胞)が不在のため、
「MHCクラス1分子と結合した抗原ペプチド」を目印とはせずに、
異常細胞の表面に出ているMIC A/Bという分子を標的として攻撃していきます。
癌細胞がどんなに目印を変えても、彼(CTL)は迷うことなく「異常者」を狩っていくわけですから…
効率は悪いけれど…、じわじわ追い詰めていくことに変わりはない、と。
さて、大学病院での生検ですが…
脳幹部の生検、3掻き目で採れたそうです。12時間かかるんですね…;。
放射線で更に綻びが生じて、薬剤が入りやすくなって、とか…;
MGMTの値が高いとテモダールが奏効し難い、らしいですね。
実際のところ、テモダールは何クール目までが限界なのでしょうね?;
そう、今のところは、です。
万が一再燃したら…「次は無い」に等しい。
だからこそ、ありとあらゆる事を。
かなり ドSな理屈ですが、死地で戦う時は腹に活が入りそうな感じなのでしょうか;
それは、たぶん、
で、その結果、
医師・病院から診察拒否られても・・・みのねこは一切責任負いかねますので;
T細胞は異常分子を標的に(異常者=癌細胞)狩っていくわけですが…
神経膠腫は新生血管で浸潤していくので、
血流で巡っていくリンパ球法は理にかなっているのではないか?
と、個人的に思うのです。
【免疫寛容】ゆえに白血球は外部から点滴侵入してくる樹状細胞やT細胞を、
異物とは見なさず攻撃しない。
また、白血球も勝手に分裂して増えていく性質(がん細胞と同じ性質)ですが…
にも関わらず、
T細胞が白血球を異常者と見なさないのがαβt細胞療法の利点なのでしょうか。
(それとも他の免疫療法でもこの性質は同じくなのでしょうか?)
消失から約7〜8か月後時点で。
一体なに?
途中で再燃疑惑騒動もあったものの…
(その時はさすがに主治医も慌てた様子でした。)
そして、
平成24年4月から平成26年8月現在まで再燃なしを維持しております。
実際…ウィルス療法は脳幹には不向きなのでしょうか…。
コストがかかり過ぎるのが免疫療法の最大の欠点なのでしょう。
Fin
読んでくださった全ての方々に感謝いたします。
ありがとうございました。